インプラント・入れ歯
Implants
インプラントで失った歯・噛み心地を取り戻しましょう~インプラント~
虫歯や歯周病などのお口の病気、外傷などによって失った歯をそのままにしておくと、他の歯やお口全体にまで悪影響となる可能性があります。歯を失ったら、適切な治療で歯の機能を補うことが大切です。せたがや歯科室では、失った歯を補うための「インプラント治療」を行っています。
せたがや歯科室のインプラント治療
歯を失ってしまうと「うまく噛めない」「上手に話せない」「歯並びが悪くなる」といった問題が生じます。従来は入れ歯や前後の歯を削って被せるブリッジなどが主な治療法でしたが、これらに対し、第三の治療方法として取り入れられているのが、インプラント治療です。
インプラントとは、歯がなくなってしまった部分の顎の骨に、チタンまたはチタン合金製の歯根を埋め込み、それを土台にして新しく歯を作る治療です。入れ歯のように健康な歯に負担をかけてしまうことがなく、ブリッジのように健康な歯を削る必要もありません。
当院では、様々なインプラント症例に対応しており、骨が少なくインプラント治療をあきらめていた方の治療も多く手掛けています。手術は、ダブルモニターを設置したクリーンルームにて実施。安全面に配慮し、感染対策も徹底するなど、患者さまが安心してインプラント治療に臨んでいただける環境を整えています。
インプラントの構造と天然歯との違い
インプラントの構造
人工歯根(フィクスチャー)は、歯を失った部分に埋め込むインプラント体のことです、。強固な土台としての役割があり、表面は骨と結合するようにデザインされています。
支台部(アバットメント)は、人工歯とインプラント体(人工歯根)を固定する役割があります。
人工歯冠(補綴物)については、セラミック人工歯を用いて天然歯の色と形に合わせることが可能です。
天然歯の構造
天然歯の表面は、中の象牙質を保護するために硬いエナメル質で覆われていて、歯の色と形は一人ひとり異なります。
また、天然歯の歯根膜は、あごの骨に歯根をしっかりと固定する役割があるとともに、噛む力にたいするクッションの役割があります。
インプラントと天然歯の違い
インプラントも天然歯も、どちらも骨に埋まっているのは同じですが、大きな違いはインプラントには歯根膜がないことです。
歯根膜は天然歯の歯根部分の表面と、歯槽骨の間を結び付ける厚さ0.2ミリほどの組織です。食べ物を噛む時に、歯にかかる力が直接歯槽骨に伝わるのを和らげるクッションの働きをしています。
インプラントでは噛んだ時に衝撃がそのまま伝わってしまうため、インプラント後、噛み心地が違うという違和感を感じる方もいらっしゃいます。
また、歯根膜がないことで、細菌への抵抗力が弱くなってしまうためインプラント歯周炎になりやすいという側面もあります。
インプラント治療後は、噛み合わせの調整やクリーニング、メンテンナンスなど、歯科医院に定期的に通っていただく必要がある理由はここにあります。
歯を失ってしまったときの治療の選択肢
歯を失った後の治療法は、患者さまの口腔内の状況や年齢、体質や既往歴など様々なことを考慮する必要があります。インプラントはブリッジや入れ歯と比較すると、治療費も高くなり、手術による体への負担もあります。しかし治療後は天然歯と同じように噛むことができ、ご自身の歯に負担をかけない効果的な治療です。
患者さまのご希望や生活環境なども丁寧にお聞きしますので、一緒により良い選択肢を考えましょう。
インプラント | 治療方法 | 人工歯根を埋め込みそれを土台に人口歯を作る |
メリット |
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デメリット |
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ブリッジ | 治療方法 | 両隣の歯を削ってブリッジを使用 |
メリット |
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デメリット |
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入れ歯 (部分入れ歯) | 治療方法 | 金属などのバネを健康な歯にかけて使用 |
メリット |
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デメリット |
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ケース別インプラント治療例
インプラント治療には、下記のように、「歯を1本失った場合」「歯を数本失った場合」「すべての歯を失った場合」それぞれに治療が可能です。
歯を1本失った場合 | インプラントとセラミック人工歯を使って両隣の歯を削らずに治療できます。健康な歯を削る必要がなく、周りの歯に負担がかからないことがメリットです。 | |
歯が数本失った場合 | インプラントを使って、天然歯と同じようにブリッジでの治療が可能です。この方法ですと安定性、機能性、見栄えを備えています。入れ歯と異なりしっかりと固定され、ずれなどによる不快感がありません。取り外ししなくても良く、自分の歯と同じように使うことができます。 | |
歯すべて失った場合 | インプラントを用いた入れ歯は安定感があり、お手入れの際ご自身で取り外し可能です。入れ歯と異なりしっかりと固定され、ずれなどによる不快感がありません。なお、インプラントブリッジを用いた入れ歯を使用しない治療も可能です。 |
すべての歯にインプラント体を埋め込むのではなく、上記のような方法でも治療が可能です。詳しくは、患者さまごとに歯科医師よりご説明いたします。
インプラント治療の流れ(主な例)
01 抜歯
抜歯を行うタイミングは症例により異なります。
※ケースにより、一定の条件を満たした場合には「抜歯即時埋入(抜歯と同時にインプラントを埋入する)」を行う場合もあります。
約3か月
02 検査/カウンセリング
- CT撮影で骨の状態を確認します(11,000円)
- カウンセリングを行い、インプラント治療の内容、スケジュールなどの計画を立てます。
03 インプラントを埋め込む手術(1回目)
- インプラント(ストローマン社製 242,000円)
- 手術は1~1.5時間程度です。
- 骨の状態によって造骨(GBR)を行う場合があります。(33,000円~110,000円)
★この段階では被せ物は入っていないため歯はない状態です。
約1〜2週間
04 消毒・抜糸
※1回目の手術による傷口が治癒し、インプラントと顎の骨が結合するまで約3月ほど期間をおきます。
約3か月
05 歯ぐきを開く手術(2回目)
- インプラントと顎の骨の結合を確認します。
- 再び歯ぐきを開く手術を行い、人工歯を装着する準備を行います。
最短2週間
06 型取り/土台・被せ物の作製
- 型どりをして、患者さま一人ひとりに合わせた色や形の人工歯を製作します。
人工歯(被せ物、上部構造)
前歯 176,000円 奥歯 143,000円
最短2週間
07 人工歯の装着
完成です。
正しいご自身でのケアと歯科医院でのメンテナンスを継続しましょう
インプラント治療に必要な骨が足りない方への造骨手術
インプラント治療には十分な顎の骨量が必要です。せたがや歯科室では、顎の骨が少なくなってしまった方にも、造骨手術を行うことでインプラント治療を可能にします。
GBR(造骨手術)
GBR法(Guided Bone Regeneration)は骨誘導再生法と呼ばれるもので、垂直及び水平に顎の骨が不足している場合に行う手術です。
骨が不足している部分に骨補てん材を入れて骨を再生します。
サイナイスリフト・ソケットリフト
上顎の骨が不足している場合に行う手術です。上顎の奥歯の上にある「上顎洞(サイナス)」という空洞の近くの骨に処置を行います。
※下記はサイナスリフトの図解です
※症例によって処置は異なります。詳しくは歯科医師よりご説明いたします。
※症例によって異なります。
詳しくは歯科医師よりご説明いたします。
当院のインプラント治療の特徴
世界シェアNo.1、ストローマン社製のインプラントを使用
せたがや歯科では、世界No.1のシェアを誇るスイスのストローマン社製インプラントを採用しています。多くの実績を持つストローマンインプラントは、世界中で選ばれている信頼のインプラントブランドです。
安全性に配慮した治療シミュレーション
より安全なインプラント治療のために、インプラント手術前にはCTで読み取った、顎の骨の状態、神経や血管の位置など詳細なデータをもとに治療計画を立てます。また、ソフトを使用して埋入まで綿密なシミュレーションを行います。
インプラントの保証期間について
せたがや歯科室にてインプラント手術をされた患者さまには、インプラント本体10年、上部構造5年の保証期間を設けています。ただし、定期的に当院へメンテナンスに通っていただくことが条件となります。
また、事故など日常使用の範囲外のことが起きた場合などは、保証対象外となりますのであらかじめご了承ください。
当院では、長くインプラントを良好な状態で使用していただけるよう、継続したサポートを行ってまいります。
インプラント治療後の定期検診、メンテナンスの重要性
インプラントは、治療後の正しいケアと歯科医院でのメインテナンスを継続することで、長期的に良い状態をキープして快適に使っていただけます。しかしケアを怠ると、「インプラント周囲炎」を招き、悪化するとインプラントが抜け落ちてしまいます。
長い期間と費用をかけたインプラントを長く使用いただくために、インプラント治療後には正しいケアと定期検診を受けていただくことが大切です。
インプラント料金表(※保険適用外)
項目 | 内容 | 価格(税込み) |
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インプラント診断料 | CT撮影 | 10,000円(税込11,000円) |
インプラント埋入 【10年保証】 | ITIティッシュレベルインプラント | 220,000円(税込242,000円) |
ITIボーンレベルインプラント | 220,000円(税込242,000円) | |
アバットメント(土台) | スタンダード | 上部構造物+20,000円(税込 22,000円) |
上部構造物 【5年保証】 | ゼノスタークラウン | 臼歯部130,000円(税込143,000円) |
ジルコニアクラウン | 前歯部160,000円(税込176,000円) | |
オーバーデンチャー | バーアタッチメント ※デンチャー、インプラント4本分別途必要 | 450,000円(税込495,000円) |
マグネットアタッチメント | 1個80,000円(税込88,000円) | |
ロケーターアタッチメント | 80,000円(税込88,000円) | |
仮歯(スクリューTEK) | 本歯を入れるまでの間の仮の歯 | 20,000円(税込 22,000円) |
例:下顎第一大臼歯に1本インプラントを埋入した場合
合計¥360,000(税込¥396,000)
- CT撮影¥10,000(税込¥11,000)
- インプラント埋入¥220,000(税込¥242,000)
- 上部構造(ゼノスタークラウン)¥130,000(税込¥143,000)
例:上顎前歯部インプラント
合計390,000(税込¥429,000)
- CT撮影¥10,000(税込¥11,000)
- インプラント埋入¥220,000(税込¥242,000)
- ジルコニアクラウン¥160,000(税込¥176,000)
dentures
ご自身にあった入れ歯を使いましょう~入れ歯・義歯~
「せたがや歯科室」では、患者さまのお話をじっくりとお聞きした上で、ご要望やライフスタイルに合った入れ歯をご提案しています。新しい入れ歯の製作はもちろん、他院で製作された入れ歯の修理・調整にも対応いたしますので、お気軽にご相談ください。
せたがや歯科室の入れ歯治療
「入れ歯が外れやすく、大きく口を開けられない」「しっかり噛めないので食事が楽しくない」といった入れ歯のお悩みはありませんか?
「入れ歯とはそういうもの」と諦めてしまう方も多いようですが、噛み合わせを重視して製作すれば、保険内でもお口にぴったりと合い、しっかり噛める入れ歯を作ることが可能です。当院では保険の入れ歯を中心に、患者さまに合わせた各種入れ歯をご提案しています。「インプラントには踏み切れないけど、できるだけ噛み心地の良い入れ歯を作りたい」そんなご要望にもお応えします。
当院の主な入れ歯メニュー
ノンクラスプデンチャー
ノンクラスプデンチャーとは、金具(バネ)がない部分入れ歯のことです。金具がないため目立たず、金属アレルギーの心配もありません。また、弾性と強度があるので装着感が少なく、壊れにくいといった特徴もあります。
メリット | デメリット |
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金属床
金属床義歯とは、義歯の粘膜に接する部分に金属を使用した入れ歯です。薄く作れるので違和感が少なく、発音もしやすいことが特徴です。また、熱伝導性が高いため食べ物の温度が伝わりやすく、冷たいもの・温かいものも敏感に感じながら、おいしく食事をとることができます。
メリット | デメリット |
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より安定感が得られる入れ歯「インプラントデンチャー」
インプラントと入れ歯を組み合わせたインプラントデンチャーが、安定性も高く、噛みやすく、ずれにくいということで人気を集めています。インプラントデンチャーなら取り外しも楽にできるため、お手入れも簡単です。
インプラントデンチャーでは、歯が抜けた部分の顎の骨にチタン製の土台を埋め込んで、そこに入れ歯を装着します。インプラントに入れ歯を安定させるアタッチメントにはプラスチック固定と磁石タイプのものがありますので、お好みのアタッチメントをお選びください。
自費入れ歯の自費料金表(※保険適用外)
内容 | 価格(税込み) |
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チタン床(総義歯) | 300,000円~350,000円(税込 330,000円~385,000円) |
部分入れ歯(本数により異なります) | 200,000~300,000円 (税込220,000~330,000円) |
バネがなく見た目が美しい | 片側80,000円(税込88,000円) 両側150,000円(税込165,000円) |
マグネット1個につき ※入れ歯代は別途負担 | 80,000円(税込 88,000円) |
インプラントを使ったしっかり固定できる入れ歯のためのオプション | 50,000~150,000円 (税込55,000~165,000円) |