【症例】上顎大臼歯の段差を伴う不良な被せ物をジルコニアクラウンでやり直した治療
治療内容
期間
治療回数
費用
※掲載料金は治療当時のものです。現在の料金は【料金表】をご確認ください。
治療前の状態・主訴

患者様は20代女性で、右上の奥歯について「被せ物と歯の境目に汚れが溜まりやすい」とのことでご来院されました。
口腔内を確認したところ、装着されている被せ物と歯の境目に段差が認められ、その部分に汚れが付着しやすく清掃性が低下している状態でした。幸いにも診査の結果、明らかな虫歯や歯根の異常は認められませんでした。
患者様には、歯そのものに深刻な問題が生じる前に、現在の被せ物を除去して新しい被せ物へ交換する治療をご提案いたしました。
治療対象の上顎大臼歯は日常的に噛む力が強く加わる部位であることから、新しい被せ物の素材には強度に優れたジルコニアを使用することとなりました。
治療詳細


【来院1回目】
まず、装着されている被せ物を除去しました。被せ物を外した状態で、歯に虫歯がないこと、および歯根に異常がないことを再確認いたしました。
その後、新しいクラウンを装着するために歯の形態を精密に整え、型取りを行いました。型取り後は、次回ご来院までの間に歯を保護するため、仮歯を装着して治療を終了しました。
【来院2回目】
約2週間後に再度ご来院いただきました。
仮歯を取り外し、歯の表面を清掃したうえで、新しく製作したジルコニアクラウンを試適いたしました。クラウンの適合状態や形態を確認し、患者様の噛み合わせを確認しながら細かく調整を行いました。問題がないことを確認した後、専用のセメントを用いてジルコニアクラウンを装着いたしました。
治療後の様子


クラウン装着から1ヶ月後に経過観察のためご来院いただきました。
噛み合わせに問題はなく、患者様も新しいクラウンを問題なく使用されていました。また、以前の被せ物で見られた境目の段差が改善されたことで、日々のセルフケアにおける清掃性も向上いたしました。
今回の治療により、患者様が気にされていた「被せ物の境目に汚れが溜まりやすい」というお悩みを解消できました。
主な副作用・リスク
・噛み合わせの調整が不十分な場合、噛んだときに痛みや違和感が生じることがあります。その場合は再調整が必要となりますので、早めの受診をおすすめいたします。
・ジルコニアクラウンを装着した場合でも、歯周病や虫歯を完全に防げるわけではありません。
被せ物の適合性と清掃性向上の重要性
今回の症例では、被せ物と歯の境目に段差が生じており、汚れが付着しやすく清掃性が低下している状態でした。虫歯や歯根の異常がない段階で補綴物を交換することで、適合性と清掃性の改善につながりました。
また、大臼歯は咬合力がかかりやすいため、強度を考慮してジルコニアクラウンを選択しました。補綴物は「痛みがないから問題ない」とは限りません。自覚症状がなくても、適合状態の悪化や汚れの蓄積が進行しているケースは多く存在します。
お口の健康を維持し、ご自身の歯を長く保つためには定期的に被せ物の状態を確認し、適切な管理を行うことが重要です。
何か気になる点がございましたら、いつでもせたがや歯科室までお気軽にご相談ください。
せたがや歯科室 歯科医師 松本
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