松陰神社前の歯医者「せたがや歯科室」では、皆様のお役に立てる歯科の情報を歯科医師や歯科衛生がご紹介しています。
こんにちは、せたがや歯科室 院長の吉竹啓介です。
今回は、多くの患者様を診療させていただいて思う「定期検診の重要性」についてお話します。
自己流の歯磨きでは、磨き残しがある?
歯を長期的に健康に保つためには、毎日の歯磨きが大変重要です。
しかし自己流の歯磨きでは、磨き残しやすい箇所が出てきます。その箇所は人によって違いがあります。磨き方だけでなく、歯並びや使用する歯ブラシ、利き手などによっても大きく異なります。うまく磨けていない箇所を把握し、改善する事が大切ですが、ご自身ではなかなか気づけないのではないでしょうか。
せたがや歯科室の歯科検診では歯磨き指導を行っており、磨き残しやすい箇所をお伝えしています。ご自身に合った歯磨き方法を実践してセルフケアの質を向上させるとともに、歯科医院で定期的に歯の状態チェックやクリーニングを受けることで、虫歯や歯周病を効果的に予防できます。
歯科医院の受診を敬遠していると…
では皆さんは、歯科医院で定期的に検診を受けていますか?
「歯科の治療はあまり好きではない」という方が多いのではないでしょうか?
「痛みや、治療の音が嫌い」という声が一番多いと思います。
そのお気持ちは、とてもよく分かります。しかし、歯科医師になって多くの方を診療させていただき、感じたことがあります。
それは「歯医者が嫌いな方ほど、きちんと定期検診を受けた方が良い!」ということです。
虫歯が大きくなればなるほど、治療が大掛かりになったり、治療回数が増えたりします。逆に、虫歯が小さいうちなら治療は簡単で、1回で終わることもあります。歯科医院にしばらく行かなかったために、治療にとても時間がかかってしまった…というケースがよくあります。
「定期検診を受けていれば…」リタイア後の後悔
以前、「PRESIDENT Online」でシニア約1,000人を対象に行われた調査「『リタイア前にやるべきだった…』後悔トップ20」のランキング第1位に、
【歯の定期検診を受ければよかった】
が挙がっていました。(2012年9月調査)
※「PRESIDENT Online」リタイア前にやるべきだった…後悔トップ20(外部リンク)
https://president.jp/articles/-/12332?page=1
定期検診を受けず歯の健康を疎かにしてしまうと、虫歯や歯周病などにより、自身の歯を残せなくなってしまいます。それでも近年は、歯の健康への意識が徐々に高まっていると言えます。下記は、年代別の歯の残存数を、5〜6年ごとに見たグラフです。年々、残存数が増えていることが分かります。
また、下記は20本以上歯が残っている人の割合を、年代別・年次推移で見たものです。高齢になればなるほど、その割合は近年高まっていることが読み取れます。
歯の痛みがないと、歯科医院への足はどうしても遠のいてしまいますよね。健康診断へ行くのと同様に、お口の定期検診も習慣にしていただきたいと思います。
“予防歯科の先進国”と言われるスェーデンは、国民の大半が歯科の定期検診を受けていると言われています。そのため、80代になっても自身の歯を失うことなく過ごせている方が多いそうです。 今後は日本もスェーデンと同じように、定期検診を受けることが当たり前の時代になってほしいと思います。
せたがや歯科室の予防専用ルーム
松陰神社前の歯医者、せたがや歯科室の定期検診は、虫歯・歯周病のチェックのほか、リラックスできる「予防専用ルーム」にて、担当衛生士による歯のクリーニング、歯磨き指導を行っています。
歯の健康について、是非お気軽にご相談ください。
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