【症例】すきっ歯による審美障害に対する保険治療

【症例】すきっ歯による審美障害に対する保険治療

2022年3月22日
せたがや歯科室|ブログ|【症例】すきっ歯による審美障害に対する保険治療|治療前後の比較画像

治療内容

コンポジットレジン(CR)による審美修復

期間

1日

治療回数

2回

費用

4,500円(税込)

治療前の状態・主訴

患者様(40代女性)は、「前歯の見た目が気になる」との主訴で来院されました。

以前、他院でコンポジットレジン(歯科用樹脂)にて歯と歯の隙間を埋める治療を受けていましたが、その部分の劣化が進み、材料が欠けて変色していました。「歯の隙間を綺麗に埋めてほしい」とのご要望があり、保険適用での治療を希望されたので、再度コンポジットレジン修復にて治療いたしました。

治療詳細

歯の検査とクリーニングを行い、歯の着色や歯茎のコンディションを整えました。その後、すでに入っていたコンポジットレジンを綺麗にかつ丁寧に除去しました。虫歯などはなかったので歯は削らず、新しいコンポジットレジンがしっかり接着するように、歯の表面に歯面処理を行いました。

審美的に美しくなるよう歯の自然な色に合わせ、患者様のご希望に添いながら、コンポジットレジンで歯の隙間を埋めて形態を整えました。

患者様が納得されるまで丁寧に、形態の修正を細かく繰り返して、治療が完了しました。

治療後の様子

患者様の歯を削ることなく、負担を最小限におさえて治療することができました。噛み合わせも問題なく、コンポジットレジンのみで修復した部分と患者様ご自身の歯との調和もとれ、「綺麗になった」と患者様もとても満足されています。

患者様は喫煙歴があり、煙草によってコンポジットレジンが変色しやすくなってしまうので、歯の定期メンテナンス時に禁煙指導も行い、二人三脚で歯とお身体の健康を守っています。

下の前歯は「そのままの状態で良い」とのことでしたので、処置はしませんでした。
治療後4ヶ月経っていますが特に問題はなく、経過を診ています。

主な副作用・リスク

・歯茎の状態によっては、治療が難しい場合があります。

・保険適用内での治療方法なので、歯科材料が劣化しやすく、変色したり欠けたりすることがあります。

・歯科材料の劣化のため、再治療が必要になることがあります。

・歯面が粗造なので汚れが付きやすいです。

・治療の予後は術者によって左右されます。

<治療後の状態を長持ちさせるには、定期検診が大切です>

すきっ歯は虫歯、歯周病、外傷、態癖、遺伝など、さまざまな要因で発生します。

今回のケースは虫歯、歯周病、外傷などによる、歯の形態や位置異常ではなく、生まれつきの歯並びの遺伝的要因によるものです。そのため、必要以上の処置は行わずに治療しました。治療後は、その状態ができるだけ長持ちするよう、定期検診で経過を診ていく必要があります。

せたがや歯科室では、患者様のお口の悩みが少しでも解決できて、ご納得いただける治療を日々心がけております。お口で気になることがありましたら、せたがや歯科室にお気軽にご相談ください。

 

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