【症例】割れてしまった歯に対する矯正治療と審美治療

【症例】割れてしまった歯に対する矯正治療と審美治療

2022年11月8日
【症例】割れてしまった歯に対する矯正治療と審美治療|治療前治療後|松陰神社前の歯医者 せたがや歯科室

治療内容

矯正治療、審美治療

期間

3ヵ月

治療回数

10回

費用

部分矯正(自由診療)55,000円(税込)
土台 22,000円(税込)
仮歯 2,750円(税込)

治療前の状態・主訴

症例の患者様は20代女性の方です。
外傷によって前歯が折れてしまい、すぐに来院されました。

歯茎も腫れており、唇側の歯質は歯茎の中まで割れてしまっているため、
このままでは修復が困難であり、最悪の場合抜歯が必要となる状態でした。
外科処置もしくは矯正治療で歯を残す治療を患者様に提案させていただきました。

患者様は矯正治療にて歯を残す治療を希望されました。

治療詳細

画像のように、歯茎に埋まってる歯の根を引き上げるための装置を作製し

ゴムの力で根を動かしていく治療となります。

2週間毎にゴムを交換し、根が歯茎から2ミリ程見える状態になるまでゴムの交換をしました。矯正治療の期間は約1ヶ月半です。

その後に根の土台を作成、破折リスクを考慮しグラスファイバーの土台を選択しました。

歯茎と被せ物の調和をとるために仮歯を作製し1ヶ月ほど生活していただき問題がないか確認します。

治療後の様子

現在、仮歯の状態ですが、次回来院時に問題がなければ歯茎と仮歯の状態を確認し

最終的な被せ物を作製する予定です。

主な副作用・リスク

  • 矯正治療は自由診療となります。
  • 歯の状態によっては、同様の治療が困難な場合があります。
  • 治療期間が長く、回数がかかります。
  • 仮歯の期間が長くなります。
  • 矯正治療はゴムの力がかかるため、違和感があります。

<外傷によって歯が割れてしまっても、矯正治療で抜歯を回避できる場合があります>

症例の患者様の破折してしまった歯は、神経の治療(歯の神経を取る治療)をされた歯で、治療してから10年以上の年月が経過していました。

神経の治療をした歯は、水分がなくなり歯が脆く割れやすくなってしまいます。
噛み合わせや日頃の使い方で差はありますが、歯の割れ方によっては抜歯になることもあります。

神経を取るような、歯髄にまで達するような虫歯にならないよう、虫歯予防、日頃のケアが何よりも大切です。

なお、何らかの要因で歯が割れてしまったり強くぶつけてしまった場合でも、状態により抜歯を回避することが可能な場合があります。
そのような場合には、できるだけ早く歯科医院を受診していただきたいと思います。

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せたがや歯科室 歯科医師 山本

Tel. 03-5431-5527 Web予約Web予約
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