【症例】虫歯に対するジルコニア治療

【症例】虫歯に対するジルコニア治療

2025年8月9日
ビフォーアフター画像|【症例】虫歯に対するジルコニア治療|せたがや歯科室

 

治療内容

ジルコニア治療

期間

2週間

治療回数

2回

費用

88,000円(税込)

治療前の状態・主訴

今回の患者様は20代女性の方で、初診時に左下奥歯の違和感を主訴として来院されました。

レントゲン撮影にて奥から二番目の歯に虫歯を認めました。

虫歯の画像|【症例】虫歯に対するジルコニア治療|せたがや歯科室

以前に治療した詰め物(樹脂材料)の周辺が虫歯で黒く写っています。

(写真赤丸部分)

治療詳細

こちらは虫歯をとって形を整えた後の写真です。

色調については型取りの際に患者さんと私たちで一緒に確認しながら決めていきます。

ビフォー画像|【症例】虫歯に対するジルコニア治療|せたがや歯科室

今回のケースでは虫歯が神経の近くにまで達していたため、虫歯の除去後に痛みなどの症状が出ないか、2~4週間ほど経過を観察させていただきました。

その間、痛みを認めなかったため、型取りまですることができました。

また、今回虫歯が見つかった奥から二番目の歯は、お口の中で一番噛む力がかかる場所のため、割れにくい素材を、とのことで今回はジルコニアを選択しました。

(ジルコニアはセラミックに対して2倍以上の強度があるため、特にブリッジや今回のような奥歯の治療ケースに適しています

最終的に詰め物(ジルコニア)を入れた時のお写真です。

しっかりとしたフィット感があり、パール感はありますが、色調も大分馴染んでいます。

アフター画像|【症例】虫歯に対するジルコニア治療|せたがや歯科室

治療後の様子

咬合も安定しており、強度があるため、今後の長期的な使用にも安心感があります。患者様にも満足していただけました。

 

主な副作用・リスク

今回使用したジルコニアはe-max(セラミック)と比較して透明感が低いため、審美性はセラミックにやや劣りますが、今回のように自然に馴染んだ状態になることも可能です。

また、他の被せ物の治療と同様に被せ物ができるまでの間、仮の封の状態になりますので、その間は粘着性のある食べ物、固い食べ物で外れたりするリスク、滲みたりするリスクがございます。

もし仮の封が外れたり、滲みたりすることがあれば遠慮なくご連絡ください。

定期検診で症状が出る前の早期発見・治療を

今回の患者様は、定期検診にしっかりと来ていただいたため、痛みが出る前に虫歯の治療に取り組むことができました。

虫歯は初期の段階では痛みやしみといった症状が出ないことが多く、日常生活では気付きにくいものです。痛みを感じてから受診した場合、すでに進行が進み、神経の治療や大きな詰め物、場合によっては被せ物が必要になることもあります。今回のように、痛みが出る前に発見できれば、治療範囲は小さく済み、歯の削る量も最小限に抑えることができます。

「痛くないから大丈夫」と思っている間にも、虫歯は少しずつ進行していきます。定期検診では、肉眼でのチェックだけでなく、必要に応じてレントゲンや歯科用顕微鏡などを用いることで、患者様自身では気付けない初期の病変も見逃さずに発見できます。

歯は一度削ってしまうと元には戻りません。だからこそ、“悪くなる前に見つける”ことが、将来の歯の寿命を延ばす何よりのポイントです。
ご自身の健康な歯をいつまでも維持するためにも、定期検診にしっかりと通っていただくことをおすすめしています。

歯のことで何か気になることがございましたら、お気軽にご相談下さい。

 

せたがや歯科室 歯科医師 伊村

 

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