【症例】前歯の仮歯をセラミックへ
治療内容
期間
治療回数
費用
合計176,000円 (税込)
治療前の状態・主訴
患者様は50代男性の方です。治療途中の右上前歯の仮歯を気にされて来院されました。他の歯との見た目の違いを気にされていましたが、何より治療を進めることが大切です。
引越しをしたため、以前通っていた歯科医院が遠くなり、転院希望されました。本来であれば、被せ物の材料は強度の高いジルコニアが望ましいのですが、患者様の噛み合わせが深く、歯の負担が強くなる傾向にあるので、患者様と相談して、材料はセラミックを使用しました。
治療詳細
歯型を取り仮歯の調整をしました。セラミックの材料が割れにくいよう、歯を削って厚みをとりました。
他の歯と色を合わせるため、患者様とシェードの確認を行った後、最終的な被せ物へ移行しました。
治療後の様子
現在患者様は治療が終わり、4ヶ月に1度のメンテナンスで経過をみています。
患者様は歯ぎしりもあったので、夜寝ている時にマウスピースを使用していただいております。噛み合わせや被せ物の状態が良好で、とても満足されています。
今後も引き続き定期検診でフォローしていきます。
主な副作用・リスク
・セラミックは自由診療です。
・歯の状態によって治療が困難な場合があります。
・予後を完全に保証するものではありません。
・被せ物が馴染むまで、噛むと痛いなどの症状が出ることがあります。
・ジルコニアに比べると、セラミックの強度は劣ります。
仮歯はそのまま使用し続けないでください
今回の症例は、前歯の治療途中で引継いだケースでした。患者様の中には、仮歯を最終的な被せ物と勘違いされて、通院しなくなる方がたまにいらっしゃいます。
仮歯は強度が弱いので、すり減りやすく壊れることがあります。そうなると、噛み合わせが変化したり、壊れた場所から虫歯ができたりします。
今回のケースで、ご自分の口腔内の状態を定期的に把握していただくことの大切さを、患者様に実感していただけました。患者様には、今後もマウスピースによる力のコントロールと、咬み合わせの確認を定期的にしていただく必要があります。
当院では、患者様に治療の必要性を理解していただき、納得していただいた上で治療を行っています。お気軽にご相談ください。スタッフ一同、心よりお待ちしております。
せたがや歯科室 歯科医師 山本
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