【症例】銀歯による金属アレルギーに対するセラミック治療

【症例】銀歯による金属アレルギーに対するセラミック治療

2022年5月31日
せたがや歯科室|【症例】銀歯による金属アレルギーに対するセラミック治療|レントゲン写真

治療内容

セラミック治療

期間

5ヶ月

治療回数

14回

費用

429,000円(税込)

治療前の状態・主訴

本症例の患者様は銀歯を入れている30代女性の方で、アレルギー外来で金属アレルギーの診断を受けて来院されました。

頬や歯茎に痛みや赤くただれる症状があり、口腔内の金属を全て除去し、材料をセラミックへ変える治療を行いました。

治療詳細

こちらのレントゲン写真で白く写っているものが金属です。

せたがや歯科室|【症例】銀歯による金属アレルギーに対するセラミック治療|銀歯のレントゲン写真

頬や歯茎のアレルギー反応が大きかった箇所から、金属を外してセラミックに変えました。

アレルギー反応は唾液などにより金属が溶けだし、体内に金属が蓄積することで発症します。長年にわたり身体に蓄積されたものなので、治療後すぐの回復は望めませんでしたが、半分程金属を除去したあたりから症状が無くなってきました。

せたがや歯科室|【症例】銀歯による金属アレルギーに対するセラミック治療|銀歯の写真

右上の奥歯だけ根の中にも金属が使われており、治療後の年数も経過していたため根の治療も行いました。根の中の治療には、メタルフリーのファイバーコアという材料を使用しました。

せたがや歯科室|【症例】銀歯による金属アレルギーに対するセラミック治療|右上の奥歯の写真

 

※ファイバーコアとは?

コアとは、脆くなった歯の根っこを補強するために、歯の芯に埋め込む土台のことです。ファイバーコアはグラスファイバーという非金属の材料を用いた土台のことで、金属アレルギーを発症した方でも安心して使用することができます

治療後の様子

こちらが治療後の写真です。

せたがや歯科室|【症例】銀歯による金属アレルギーに対するセラミック治療|治療後の画像

口腔内に金属がなくなったことで患者様のアレルギー反応もなくなり、経過良好です。

ただしセラミックの性質上、金属と比較して割れる可能性が高いため、噛み合わせのコントロールが必要となります。噛み合わせを良くするため、夜間寝る時にマウスピースを使用することで対応していただいています。

主な副作用・リスク

・金属を除去する時に振動があります

・セラミック治療は自由診療です

・セラミックは噛み合わせによっては使用が困難な場合があります

・被せ物の厚みが必要なため切削量が増えます

・ジルコニアに比べて割れる可能性が高くなります

<銀歯で金属アレルギーを発症した方は、セラミック治療で解決できる場合があります>

今回の症例は、金属アレルギー反応が出てアレルギー外来を受診し、口腔内の銀歯が原因とわかったので早期の対応ができました。最近の歯科医療では、皮膚炎の原因として一見関係のない口腔内の金属である可能性があると注目されてきています。

今回の治療は自由診療となりますが、保険治療でもメタルフリーで治療できる項目も増えてきています。せたがや歯科室では、金属アレルギーの可能性がある患者様へアレルギー外来への受診もおすすめしています。

銀歯による金属アレルギーでお困りの方や、メタルフリーの治療をご希望の方、些細なことでもお口のトラブルやお悩みをお持ちの方は、お気軽にせたがや歯科室までご来院ください。

こちらもご参照ください。

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