e-maxを用いた劣化した銀歯のやり変え治療
治療内容
期間
治療回数
費用
治療前の状態・主訴
今回の患者様は銀歯の後ろ側の歯が欠けている状態でした。銀歯の劣化も認め、縁が反り上がり、黒くなっていました。患者様は痛みは感じていないようでしたが、銀歯も古く、変えたいとのご要望がありましたので、欠けている部分も覆うようにe-maxへのやりかえを提案いたしました。
治療詳細
銀歯の除去を行いました。
銀歯を外すとその隣の歯ににむし歯を認めました。むし歯を除去し、レジンで詰めました。
幸い、銀歯の下は大きな虫歯はなく、形成、型取りと治療を進めました。
治療後の様子
これまで入っていた銀歯と異なり、白い詰め物が入ったことで、印象が良くなりました。詰め物を入れた後も痛みは生じず、患者様ご本人にも満足していただけました。
主な副作用・リスク
・予後を完全に保証するものではありません。
・自由診療での治療となります。
・治療終了後に咬むと痛いなどの症状が出る場合があります。
・e-maxはジルコニアに比べると強度が劣るため、割れるリスクが高まります。
劣化してきた銀歯は虫歯のリスクが高まります
今回の症例では、幸いなことに、銀歯の下には大きな虫歯はありませんでした。また、銀歯は見た目が悪いだけではなく、噛む力によって歪んでしまうため、最初は綺麗にはまっていても次第に歯から浮いてきてしまいます。
歯が浮いてくると、その隙間からむし歯菌が入り込み、虫歯が悪くなってしまうというサイクルが繰り返されてしまいます。
また、銀歯の中にはパラジウム、ニッケルなどの金属が含まれていることがあり、体質によっては金属アレルギーを起こすことがあります。金属アレルギーの症状は口腔内だけでなく、湿疹など、全身に症状が出てくることがあります。
それに比べ、セラミックは噛む力によって割れるリスクはありますが、アレルギーの原因となる物質が含まれていないのに加えて、歪んだり凹んだりがないため、再び虫歯になる可能性が低くなります。
また、より強度を求める場合にはジルコニアをお勧めします。
ご紹介した被せ物は安くはありませんが、患者様一人一人に合った被せ物を提供できるように努めてまいりますので、皆様のご来院をお待ちしております。
せたがや歯科室 歯科医師 大橋
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03-5431-5527