【症例】変色した前歯に対するジルコニアセラミック治療
治療内容
期間
治療回数
費用
治療前の状態・主訴
患者様は、以前他の歯科医院にてセラミックで治療した前歯が「変色しているのが気になる」とのことで来院されました。他の歯の色と比べて見た目が気になるとのことで、やりかえを希望されました。
治療詳細
該当部の被せ物の除去形成を行い、仮歯へと移行しました。
特に痛みなどはなく、歯肉の状態も安定していたため、印象採得(歯型取り)を行いました。シェード(色合わせ)確認をし、カメラにて撮影を行いました。
治療後の様子
最終補綴装着時の状態です。最終的には左右の歯のやりかえを希望されているため、下の歯の色に合わせました。
主な副作用・リスク
・予後を完全に保証するものではありません。
・最終補綴装着後に、しみるなどの症状が出ることがあります。
・自由診療(保険外)での治療となります。
・歯肉の状態が悪い場合などでは、治療回数が増えることもあります。
・歯の状態によっては、神経の処置が必要となるケースもあります。
<歯の見た目が気になる方はお気軽にご相談ください>
今回の症例は前歯部のセラミック治療のやりかえになります。もともと神経の治療がされている歯でありましたが、CTにて治療の状況を確認したところ、適切に処置されていました。また、土台も太く長いものが入っているため、現状では再度根の治療を行う必要はないと判断し、患者様とご相談したうえで治療を進めました。
患者様は、最終的には隣接する左右の歯のやりかえを検討されております。そのため、今回は左右の歯の色ではなく、下の歯の色に合わせて作成しました。
コロナの問題は根深く、以前の日常を完全に取り戻したわけではありませんが、感染症分類も変更され、マスクを外して口元を見せる機会も多くなってきております。歯の見た目が気になることも増えてきているのではないでしょうか。
本症例の患者様も、以前に行った前歯のセラミック治療はかなり前で変色が強く、お話になる際にとても気になっていたとのことです。
ただ、被せ物の治療では、色合わせや材料も大切ですが、歯肉の状態がとても重要になります。今回も患者様には、清掃指導を徹底し、歯肉の炎症が起こらないように注意していただきました。
今回使用したジルコニアセラミックは汚れが付きにくい材料にはなりますが、ご自身のセルフケアや定期検診がとても重要になります。ジルコニアセラミックの性質や特徴などについてはこちらの症例もご参照ください。
色調に関しては、写真を多数撮影して、歯科技工士さんへお送りし、色調の再現をお願いしております。また、当院では、使用するカメラに関しても技工士さんと同じものを使用することで、色の誤差などを最小限に減らすよう工夫しております。
せたがや歯科室では様々なケースにご対応できるよう、患者様への選択肢の提示を行っております。メリット、デメリットをしっかりとご説明し、ご理解を頂いてから治療を行っております。歯の見た目や違和感などでお悩みの方は、せたがや歯科室へお気軽にご相談ください。
せたがや歯科室 院長吉竹
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