【症例】歯を保護するためにスポーツ用マウスピースを作製
治療内容
期間
治療回数
費用
治療前の状態・主訴
患者様は40代男性の方です。趣味で格闘技をされており、歯がすり減ったり欠けたりするのを防止するため、スポーツ用マウスピースを作りたいとのことでご来院されました。
治療詳細
まず虫歯や歯周病がないかを検査し、問題ないことを確認してスポーツ用マウスピースを作製しました。
スポーツによってマウスピースの厚さに規定があり、格闘技用の場合は最低でも3mm以上の厚みが必要になります。また、マウスピースの色は、競技中に出血した場合などを考慮して、赤色以外でわかりやすい色が望ましいとされています。
今回は患者様が希望した透明色で作製することとしました。
患者様の上顎の歯型をとり、患者様の口腔内に合わせてオーダーメイドで作りました。仕上げに、患者様に実際に装着していただき、競技中に違和感が出ないように調整してからお渡ししました。
治療後の様子
現在、患者様は治療が終わり4ヶ月に1度のメンテナンスで経過をみています。競技中もしっかりと歯が守られている安心感があり、つけていて違和感もないとのことで、とても満足されています。
患者様は夜間の歯ぎしりもあったので、夜寝ているときにもマウスピースを使用していただいております。
今後もマウスピースによる力のコントロールと咬み合わせの確認が必要となります。 引き続き定期検診でフォローしていきます。
主な副作用・リスク
・スポーツ用マウスピースは自由診療です。
・予後を完全に保証するものではありません。
・マウスピースが馴染むまで違和感が出ることがあります。
・劣化するものなので作り替えが必要です。
・壊れても修理が出来ません。
スポーツ用マウスピースについてもご相談ください
本症例の患者様は、歯のメンテナンスで当院に通院されている方です。患者様の趣味、仕事、背景の情報で口腔内の問題の原因がわかることもあります。たとえば歯の咬耗は、歯ぎしりや食いしばりが原因です。趣味で力を使う運動をされていると必然的に食いしばることが多く、歯がすり減りやすい傾向があります。
今回のケースでは患者様の趣味が格闘技ということで、歯を守るために競技にあったマウスピースを作製しました。
他のスポーツをされている方でもそれぞれに適したスポーツ用マウスピースの作製が可能です。当院では患者様への問診、コミュニケーションを大切にし、お一人おひとりに合わせて口腔内の健康のためのご提案を行っております。
スポーツ用マウスピースの作製についてもお気軽にご相談ください。
せたがや歯科室 歯科医師 山本
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